[まんがメモ] 大長編 ドラえもん大全集 2
Posted by yoosee at 00:52 January 30, 2004
ふとコンビニに寄ったら「大長編 ドラえもん大全集 2」と言うのが出てまして、要は映画版ドラえもんの漫画を特集した本みたいです。この 2 には『宇宙小戦争』『鉄人兵団』『竜の騎士』『日本誕生』『アニマル惑星』『アラビアンナイト』が収録されてました。どうも長編が25周年だそうで、その関連で特集を組んでるようですね。かなり分厚いですが 980 円と値ごろになっていたので買ってみました。で、ドラえもん自体久しぶりに読んだんですがやっぱり懐かしいですね。過去に見て私の記憶にあるのは上記では竜の騎士までなんですけど、宇宙小戦争や鉄人兵団なんかはコミックを持っていて何度も読み返したので本当に懐かしい。しかし今読んでも話が古くないのが凄い。もちろん子供向けの展開や長編ならではの制約条件、例えば何故か武器はショックガンと空気大砲しか使えなかったり、タケコプターはよく壊れるし道具の効果に有効期限があったりしますが、その辺は話を作るのに必要な要素と割り切れば素直に面白いと思えます。まぁそういう事を言い出すと「コノウソホント」で嘘をつけば全て解決してしまったりするわけですし。
ところで改めて読むと、ドラえもんの映画版って意外と科学的考証がしっかりしていることに驚かされます。宇宙空間に出撃するときの『ゴゴゴゴゴ』と言う擬音に、「これは実際に宇宙で鳴り響いたわけでなく宇宙船の中に響いた音」なんて言う解説があるあたり、恐らく技術的考証をしっかりしよう、と言うよりは、子供に嘘を教えないようにしよう、と言うのが動機なんじゃないかなと思います。そうした部分がしっかりした舞台を作っているんでしょう。
この先も順次発売されるみたいですが、正直既に読んだことの無い領域に入っているので、むしろ「のび太の恐竜」や「魔界大冒険」が収録されていると思われる 1 を買いたいところです。
あ、しかしいかん、小学館の「ドラえもんのページ」を見ていたら色々と欲しくなって来た。「ぼくドラえもん」なんて完全に子供の頃にドラえもんを読んでいた私らの世代を狙った商品じゃないか...
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