[まんがメモ] からくりサーカスが終わりました
(2レビュー) そう言えば少し前にサンデーの方でからくりサーカスが終了したわけで、このマンガが名作だったというところは多分あまり異論無く受け入れられるところだと思うんだけど、いまひとつ最後の展開にすっきり感が無いなと思ってしまった。
で、どうしても「うしおととら」と言う名作と比べてしまうわけなんだけど、主人公であるはずの勝と鳴海が最後の最後にあまり絡まずに終わってしまったのが一因なのかなと(スペースシャトルでは背中合わせまで行ったんだけど、勝側からの一方的な目線でもあったし)。それと今回の終わり方は「関わった人達がそれぞれに全力を尽くす」と言う感じで、あまり力を合わせて感が無かったのも一因かもしれない。関わった人も大半はゾハナ病で動けなくなっていたりしたし。また、結局終わってみて失われたものが殆ど無いというのも藤田氏らしくない締め方かなぁと思ってしまった。
そう言った意味では、個人的にはからくり編の最後が実は一番好きかもしれない。この話では主人公は鳴海だけだったけど、一緒に戦ったしろがねが次々に倒れる中、自身もほぼ死亡した状態から皆の体の一部をもらって再生し、敵に立ち向かうという姿には漢の強い生き様を見せつけられた気分にすらなった。
まぁとは言っても少年少女向けマンガとしては非常にきれいなハッピーエンドの幕引きだったわけで、「サーカスを見た後はいつも笑顔」なのだからこれが正しい終わり方なんだろう。
あれ、ところでエレオノールの体内にあった「柔らかい石」ってどうなったんだっけ。
Comments
「からくり~」の連載は マガジンではなく、サンデーですよ。
あと、作者も言っていましたが、主人公は 勝なのです。
Posted by: 通りすがり at July 29, 2006 10:20 AMおお、サンデーでしたね。修正しました、ありがとうございます。
> 作者も言っていましたが、主人公は 勝なのです。
そうなのかもしれないけど、鳴海はうしおととらで言えばとらなわけで、ストーリー的にも勝以上に絶望を乗り越えてきた背景がありますし、最後もう少し絡んでもいいよなと思った次第です。
Posted by: yoosee at July 29, 2006 02:30 PM
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