« デス・ノート 第二部は四年後の世界 | Main | デス・ノートについての思い付き »

[まんがメモ] 彼氏彼女の事情(21) 最終巻

Posted by yoosee at 21:29 August 16, 2005

彼氏彼女の事情(21)
彼氏彼女の事情が完結していた。21巻が出たのは8月10日のことらしいので、まださほど日は経っていないようだ。

有馬がトラウマを乗り越えた辺りで既に終わりは見えていたとはいえ、お気に入りの漫画が完結するのはちょっとさみしい。20, 21巻では有馬と雪乃と言う二人の主人公の物語が、父との和解から二人の卒業、結婚、そして16年後へと怒涛のように流れていく。この時点では全てが大円団に向かって収束していくのが心地よい。

カレカノは脇役を含めて登場人物のストーリーがしっかり書かれているのがひとつの特徴だが、最終巻もそれに洩れず、卒業から16年後のみんなをきっちり書ききってハッピーエンドで締めくくられている。ほぼ皆が成功した人生を掴んでいて、正直こんだけハッピーを並べられると「えーちょっと御都合主義過ぎじゃないかー」と言いたくもなるんだが、これまでの有馬のサイコな過去の乗り越えがあった後なのでそれもいいかなと思ってしまうし、登場人物が皆幸せになるというラストを読者が望むように、ちゃんと個々のキャラクターにも過去を語るストーリーがあるというのもカレカノ世界の素晴らしいところかもしれない。

ストーリーの中では唯一「幸せ」を掴みきれなかった浅場の「過去」と「その後」がちゃんと書かれているのも、カレカノと言う作品自体のハッピーエンドを語る上では欠かせないし素敵な終わり方だとは思うんだけど、なんとなくゆるせんなーという気もしないでもないのはきっと有馬パパも一緒なんだろうな。

Trackback Pings


Comments

Post a Comment










Remember personal info?