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[まんがメモ] テニプリ考

Posted by きむら at 14:59 May 14, 2003

今週号の分身の瞬間、今更ですが「このマンガはこういうマンガだったんだ!」と知ったのです。なんつうか、キン肉マン?
つまり、マンガには大きくわけて、リアル志向と非リアル指向があるわけで、まぁ少年漫画なら非リアルが多いでしょうが、例えばスポーツ漫画であれば大体がリアル指向になるわけですよね、基本は。しかしそこはマンガなので大技が必要になってくるし、見せ場もそれなりに必要になってきます。そこで、その演出をどこまでやるか、という意味でまたリアル・非リアルに分けられてくるわけで、スラムダンクではアウリープ連発!という感じで、これは「高校生があんなのアリ?」と疑問もでないでもないけど一応リアルです。つまり現実にあるものを大袈裟にやっとるわけで、ええーと、ちょっと回りくどくなっちゃいましたが、「バスケットボールという枠の中で、大袈裟に演出してる」のです。それが過度になってくると、キャプテン翼になったりします。キャプテン翼は非リアルだろ!あれがサッカーか!と思うかもしれませんが、あれは一応、作者が「ちょっと大袈裟かもしれんけど、ここまではサッカー」
「ここまではキャプ翼」「ここまではアリ」と縛りを設けている感じが受けます。

が、一方でキン肉マン。あれはもう、なんでもアリ。現実世界のルールどころか自分で作った設定をぶち壊し、なかったことにし、更新していき、現実世界のルールが通用しないんじゃなくて、これまでの作品世界のルールすら通用しなくなる!キン肉マンっていうか「バキ」でしょうか。「バキ」もその場のインパクトを重視しすぎるあまり、作品が(ていうか板垣が)自分で自分をなかったことにしたりしてる。最近のバキの楽しみ方はですね、トータルのストーリーではなくて、1話ごとに驚けばいいんですよ!ここで次週か!とか、オーガが尊敬してるなんて言った!とか、殴られた時の瞼描写が!ってのだけを楽しみ、1話完結として構成を判断!

つまり何を言いたいかというと、分身したからって、跳ねない打球打ったからって、いちいち驚くな!ということなのですな。テニプリという漫画は、そういう変態プレーではなくて、目のでかさではなくて、先にあげた「切れ者を描いたけど切れてない」とか、「謎の潮干狩りのシーン」に注目すべきなるのです!テニスはむしろ従です。ええ。

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Comments

キン肉マンは物理法則も超えちゃうもんね。
http://www.syu-ta.jp/Qkenkyu/garireo.htm

Posted by: ohsamu at May 16, 2003 01:30 AM

ぎゃはは。キン肉物理学とは恐れ入りました。キン肉マンはどちらかっていうとコロコロコミック的かも。
物理法則無視ならテニプリも負けてませんが。

Posted by: きむら at May 16, 2003 09:01 AM

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